1か月

相棒が去ってから今日で1か月が経った。ささみとお花を買いに行こうと出かけた。今日は平日だと思い込んで仕事の人に連絡してしまった。今日は成人の日だったね。わたしはしばらくまともに仕事をしていなかったので、仕事上さっきの振る舞いはただしかったか、不安に駆られて動揺してしまった。メールの平べったいやりとりが尚わたしを不安にさせ、いいんだ、少し非常識なくらいでわたしは大丈夫なのだ、と自分を励まして終えた。

要らない葛藤を終えたわたしは、オークションで売れた商品の発送を片付けた。今月はあと5万くらいオークションでなんとかしたい。とは言っても、オークションはいつ売れるか決められるわけでもなく、期待するほど裏切られるのであてにしないようにしている。

けれど実際オークションのお金で生活費、特に食費を賄っているのが事実で、ここ1年いろいろあり断捨離生活に気が滅入るほど取り組んだおかげで、すっかりオークション慣れした。それに最近はどこでもオークションの電子マネーを使えるので助かっている。

仕事はしているが、いろいろあって本調子ではない生活がもう10か月以上続いているため、わたしには節約が必要だった。お供えに買うお花さえ今のわたしには高い買い物だと、小さなお供え用のような寂しい花束、340円を見て思った。相棒にはもっとパッと明るくなるようなひまわりのような花を添えたかった。ちょうどそこには花の苗が売っていて、もりもりと背の高いストックという花が売っていた。

4つも花をつけて100円だった。そうだこのこを買っていこう、そしたら育てる楽しみもあり、また来月もお花を添えられる。そう思って色違いを2つ。それから少し背丈のあるピンクの違う苗も2つ買った。家に帰ってからまず苗を植えて400円で立派な花束を相棒に供えた。相棒が最後に食べたさつまいもが冷凍庫に残っていたからそれもあげた。

おーい相棒。だいすきだぞ。はよ会いたいがしかし、君は元気な時、自由に生きていたね。そう思うんだよね。私たちに見向きもしないで好きなようにあなたのまんまでゴロゴロしたりガサガサしたりぎゃんぎゃん吠えて生きていたね。わたしもそのようにしていこうと思えたよ。最近。

自分のこと自分で誇りに思えなきゃね。われこそは。自由に生きてやると。泣いている場合ではない。感謝してるよ相棒。